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ブログ運営者必読!httpsにする事のメリットとデメリットを知らないまま今夜眠れるの?

    
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ブログ運営者必読!httpsにする事のメリットとデメリットを知らないまま...

こんにちは。ブログマーケッターJUNICHIです。

この度、ブログをhttps化に挑戦しています。トップページを含めて数ページは、https化ができました。残りのページは、コツコツと調整をして、完全にhttpsの安全なページになるように頑張ります。

さて、今回は数年前から『httpsがSEO的に有利になる』という話があったのですが、それも含めてhttpsにすることのメリットと、逆にデメリットについても解説していきます。

 

httpsとhttpの違いって何よ!

httpって何?

まず、httpって何の略か知っていますか?

  • H : Hyper
  • T : Text
  • T : Transfer
  • P : Protocol

の略です。はい。分かんないですよね。これは、ざくっと何かっていうと、「インターネット上でテキストや画像、動画などの情報を交換する為の通信ルール」という意味です。

このルールがあるからこそ、インターネットを使って色んなWEBサイトを見る事ができるんです。

じゃあhttpsとは?

そして、『https』っていうのは、先ほどの「http」+「Secure」で、httpsとなっています。HTTP over SSL/TLSとも言います。この辺の用語は難しいですよね。

つまりhttpという通信ルールが「安全に」利用できるという意味です。httpsが導入されているサイトは、情報が暗号化されて通信が行われるので、安全な通信ができます。

SSLという仕組についてはSSLって何?これからの時代のSEOに有利に働くインターネット上の仕組について知っておこうで超分かりやすく解説しました。この機会に覚えておきましょう。

httpsにすることでより一層安全にインターネットでの通信のやり取りが出来る!って事ですね。

 

httpsにすることの4つのメリット

メリット

では、具体的に「https」にすることのメリットを一緒に見ていきましょう。

メリット1.SEO的にちょっとだけメリットがある

そもそも、なぜhttpsがブログ運営者に注目されているか?というと、Googleの検索上位表示に優位に働くと言われているからです。

2014年8月9日にGoogleも『HTTPS をランキング シグナルに使用します』と公表して、この中で『1%未満に影響を与える』と言っています。わずか1%弱としても、影響がある以上、SEOには効果があります。

Googleウェブマスター向け公式ブログの中では以下のように説明がされています。

このランキングの変更は、グローバルでクエリの 1% 未満にしか影響しませんが、これから長い期間をかけて強化していきます。全体的に見ると、このシグナルは良質なコンテンツであるといった、その他のシグナルほどウェイトは大きくありません。HTTPS は、優れたユーザー エクスペリエンスを生み出す多くの要素のうちの 1 つです。

今後、より多くのウェブサイトで HTTPS が使用されることを期待しています。ウェブの安全性をさらに強化しましょう。

引用:HTTPS をランキング シグナルに使用しますより

メリット2.WEBサイトのセキュリティが強くなる

httpsにすると

  1. データを盗み見られなくなる
  2. データの改ざんがされなくなる
  3. なりすましの対策になる

これらがセキュリティ的にメリットになります。

httpsにすることで、読者さん、ユーザーさんが問合せフォームから送ってくれる個人情報(名前とかメールアドレス、住所など)が暗号化されます。なので、途中に悪意のある第三者がデータを盗聴しようとしても、暗号化されているので読み取られません。

参考『SSLって何?これからの時代のSEOに有利に働くインターネット上の仕組について知っておこう

また、データを送受信している間に、データを勝手に書き換えられる事もありません。

そして、あなたのサイトのなりすましサイトがあっても、httpsにしていれば「SSLサーバー証明書」によって、あなたのサイトの所有証明ができます。

WEBサイトのセキュリティ対策は絶対必要になってくる

僕もhttp://junichi-manga.comの頃、WEBサイトを変なサイトに丸ごとコピーされていました。たまたま発見したのですが、それが検索にも引っかかっていたからビビりました。

急いでGoogleの専用フォームから「このサイトが僕のコピーサイトを作っています!助けて!」的なメッセージを送ったのですが、このやり取りの時間がほんまに勿体なかったです。

 

どこかの会社か外国のスパムか分かりませんが、どちらにしろ僕のサイトにいい影響を与えない、という事は確かです。丸ごとコピーしたサイトなんて、検索ユーザーにとって迷惑なだけですからね。

その件があってから、僕もより一層WEBサイトのセキュリティ強化の必要性を感じました。

 

せっかく苦労して育て上げたサイトが、変なスパムサイトのせいで検索順位が落ちたり、データを改ざんされたりしてしまうと本当に悲しいですよね。

 

メリット3.読者・ユーザーに安心して利用してもらえる

先ほどのメリット2に似てるのですが、https化することで、あなたのサイトを訪問してくれるユーザーさんに、安心して利用してもらえるようになります。

メリット4.サイトの表示速度が速くなる!(と言われている)

参考サイトによると、httpsにすることで、サイトの表示速度が上がるらしいです。ただこれは、僕が先ほどhttpとhttpsのサイトを、以下の2つのサイトでテストしたところ、ほとんど差がありませんでした。

なので、これは2016年1月24日時点ですが、ほとんどスピードは変わらないと思ってもいいです。

ただし、こんなサイトもあるの事で以下の参考サイトを紹介しておきます。

2つを比べると、圧倒的にhttpsの方が速そうな感じがします。

 

httpsにすることの5つのデメリット

デメリット

httpsにするメリットは上記の通りなんですが、ブログ運営者にとって、もちろん良い事ばかりではありません。

デメリット1.お金がかかる

httpsの導入は、どんな証明書を発行するかにもよりますが、例えば僕が導入したエックスサーバーのCoreSSLで年間1,000円ほど費用がかかります。月間100円もしないので高くはないのですが、費用がかかるっていう事実は覚えておきましょう。

高いモノでは、年間1万円以上かかる証明書もあります。

 

デメリット2.手間がかかる

これを今すごく痛感しています。

httpsを申込んでサイトに導入するだけならそこまで大変ではありません。でも、SSLサーバー証明書を申込んで導入したからと言って、全てのページが完全にhttps対応になるか、というとそうではありません。

■手間がかかる理由A:全ページhttps化するのが大変

また別の記事で書く予定ですが、ブラウザのURLアドレスバーのところの「https」がちゃんと緑になってカギマークが付いていないと、不完全なページなんですよね。

例えば、GoogleChromeを使っている場合、以下のようになります。

●不完全
不完全https

●完全
ChromeSSL

これがちゃんと緑の鍵付きになっていないと、意味ないのですが、これが大変。

色んな参考サイトを見ていると、ページの中の画像ファイルのURLがhttpのままだとダメだったり、外部へのリンクがhttpだったらダメだったり、という条件があるみたいです。

これを直すのが大変でした。

■手間がかかる理由B:内部リンクをhttpからhttpsに直さなきゃいけない

僕のサイトって、めっちゃ内部リンクが貼ってあります。

内部リンクっていうのは、例えば自分が書いたAという記事の本文中に、自分が書いた別の記事Bに飛ぶためのリンクの事です。つまり、自分の記事同士をつなげるリンクのことです。

記事数が多ければ多いほど、色んな記事と色んな記事の間に内部リンクを貼るので、それらすべてをhttpからhttpsに変えるのが大変です。

WordPressであれば、『Rearch Regex』っていうプラグインを使えば簡単に一括置き換えできるんですが、今回このプラグインがうまく動いてくれなくて断念。1つずつ手で変更しなければいけなくなりました。

対象リンクすうは6000以上。1日1リンク直しても、15年くらいかかりますよね。そして今現在まだ終わっていません。

落ち着いたころにガーッとやろうと思います。

 

デメリット3.SNSボタンのカウント数が消える【追記あり:SNSカウント数を復活させる方法もあります】

SNS

↑こういうやつです。今は色んなブログにSNSボタンが設置されていますよね。

Twitter、Facebook、Google+、はてなブックマークなどなど。これらが過去にどれだけシェアされていても、httpsに変えた瞬間、カウントが「0」にリセットされます。

「この記事、めっちゃシェアされてるやん!」ってアピールできた部分なんですが、また初めからやり直しですね。

せっかくはてぶで超バズったあの記事も、今や「0」です。またバズらせて下さい。お願いします。

 

追記【2016/1/25】

実は、WordPressで運営している場合、『SNS Count Cache』というプラグインを使えばリセットされたカウント数が復活来る事が分かりました。

この記事を参考に設定してみて下さい。

SNS Count Cacheを使うとhttps化してリセットされたSNSカウント数を復活させられる!

 

 

デメリット4.アドセンスの収益が下がる

多くの個人ブロガーの方は、アドセンス広告で収益を上げていますよね。実は、httpsにすることで、ドセンス広告を貼っている方の収益が下がる可能性があります。Googleも以下のページで公言しています。

HTTP ページに広告を掲載する場合よりも収益が低下する可能性があることに注意してください。

SSL 対応の AdSense 用広告コード

まだ、httpsに対応している広告主のサイトが少ないからみたいですね。

 

デメリット5.GoogleアナリティクスやSearch Cosoleなどの設定変更が必要

サイトのURLが変わるっていうことは、それに絡んでいるWEBサービスのURLを変更する必要があります。これも、手間の部分に入りますね。

特に、Googleアナリティクス、Search Cosoleはhttpsを導入したらすぐに設定も変更しましょう。詳しい変更方法はまた別の記事で書こうと思います。

 

以上が、今僕が考えているメリット・デメリットです。

httpsは今すぐやった方がいい?JUNICHI的な考えはこれ

今すぐは必要ない。これは間違いないです。httpsにしたからと言って、急激に検索順位が上がる事は無いからです。検索順位を上げたいなら、記事の質、サイトの質を上げる事が最優先です。

変なSEO業者にだまされたらだめだよ!

だから、『今すぐhttpsに変更しないとだめですよ!httpsにしないと検索上位に入れませんよ!』なんて言ってくるSEO業者があれば、絶対にその話は鵜呑みにしないでください。

たっかい変なプラン売り込まれることになります。

いずれ必ずhttpsにする!っていうなら今すぐ挑戦する価値はあり

ただし、いずれは絶対にhttpsにしよう!と思っているあなたは、すぐにチャレンジしてみてもいいと思います。httpsにする事のメリットは必ずあるからです。

手間はかかりますが、今まだ導入しているところが少ないからこそ、色んな経験や勉強はできるはずです。

 

まとめ

httpsにすることもメリットとデメリットをまとめると、

●4つのメリット

  1. SEO的にちょっとだけメリットがある
  2. WEBサイトのセキュリティが強くなる
  3. 読者・ユーザーに安心して利用してもらえる
  4. サイトの表示速度が速くなる!(と言われている)

●5つのデメリット

  1. お金がかかる
  2. 手間がかかる
  3. SNSボタンのカウント数が消える
  4. アドセンスの収益が下がる
  5. GoogleアナリティクスやSearch Cosoleなどの設定変更が必要

が考えられます。

SEO効果を狙う目的なら、今すぐhttpsにする必要はありません。いずれやりたいなら、今挑戦するのもアリですね。

WordPressブログへのSSL導入とhttps化の手順
(この順番で読み進めよう!)

      ⇒ SSLって何?
★今はココ ⇒ https化のメリット&デメリットを知ろう
 次はココ ⇒ WordPressサイトにSSLを導入する契約の方法とhttps化
      ⇒ https化を完全なものにする方法
      ⇒ GoogleアナリティクスとSearch Consoleの設定を変更しよう
      ⇒ SNSのシェア数を復活させよう

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Comment

  1. https設定の方法とか、やってみて気づいたこととか感想だよ より:

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