いきなりメルマガを送ってはいけない！ちゃんと成功の法則を理解しなきゃだめ。

（メール…。なんだ、メルマガね。開けなくてもいいわ。）

先輩。昨日はお疲れ様でした。土下座カッコよかったです。

おはようございます。森永君。

あは、あははははは。見られちゃいましたか。情けない…。

いえいえ！本当にすごいと思いました！

あんなカッコいい土下座、漫画でしか読んだことありませんから！

そういえば、昨日あれから初めてちゃんとしたメルマガを送ったんです。

今日は、その反応を見るのが楽しみです。

…！？

だ、だれもクリックしてくれていません…！

そんな！

昨日は何時ごろにメルマガを送ったんですか？

今は朝10時だからまだメールに気づいていないだけかもしれませんよ。

昨日は19時30分にメルマガを送りました。

かれこれ12時間以上経っていますし・・・・。

な、長野さん・・・！？

1000人に送ってクリック率０％とか、一体どんなメルマガを送ったのよ。

逆に奇跡よ。

こんなメールです…。

（ひ、ひどすぎる。ここまでセンスがないなんて…。）

佐伯さん、なんとなくメルマガを送っても、商品が売れるわけないのよ。

メルマガって一言で言ってもちゃんとした戦略が必要なのよ。

じゃあ、どうすれば…！！

いいの？

今回も『ビジネス』として、あたしの知識を提供することになるわよ。

な、長野さん！

これ、7万円です！

お、お願いします…！

（7万円？

なるほど、今回を含めてあと7話なのね。

全10話で終わらせようって魂胆ね。作者の意図が見えたわ。）

な、長野さん何をぶつぶつ言っているのですか？

何でもないわ。うるさいわね。

じゃあもらっておくから、今日の話もちゃんと聞いておきなさい。

『メルマガ成功の法則』を教えるわよ！耳の穴かっぽじって聞きなさい！

佐伯さん。

うちの会社の見込み顧客ってブログからどうやってゲットしてるの？

ええと、ブログ内で、

『本当はこんなに沢山ある仏像の種類！あなたに合った仏像の選び方！』

という無料E-bookを提供しています。それと引き換えに、メールアドレスとお名前を入力いただくようにしています。

へぇ。じゃあ、見込み顧客リストは『ウォームリスト』なのね。それは良かった。

ウォームリスト？？

まず、ウォームリスト、コールドリストの説明をしなきゃいけないわね。

見込み顧客のリストは大きく2つに分けられるわ。

その会社の商品・サービスにもともと興味がある『ウォームリスト』と、全く興味の無い『コールドリスト』よ。

つまり、ウォームリストにメルマガを送れるっていう事は、それだけ有利な状態からメルマガマーケティングを始められるのよ。

なのに反応0って凄いわね。

おおおお・・・・・。

かといって、いきなりメルマガで売り込みをかけちゃだめよ。

え！？なぜですか？？

ウォームリストを育てる事で、さらに顧客化できる可能性が上がるのよ。

育てる？ですか？

そう。

ウォームリストっていうは、せっかく商品・サービスに興味をもってくれてるのに、まだ必要性や欲しさを感じていないのよ。

だから本当に商品・サービスが必要だって思ってもらわないといけないのよ。

しっかりと必要だ！欲しい！って思ってもらえれば、ぐんと成約率が上がるわよね。

商品の販売を焦っちゃいそうですが、我慢我慢って事ですね！

ウォームリストについて分かったところで、次はメルマガを使ったアプローチの流れを説明するわ。

見込み顧客には、以下の５つのステップで、尊敬と信頼を得るために、常にいい情報を発信する必要があるの。

順番に説明するわね。

ここでは、見込み顧客を歓迎するのよ。

歓迎ですか？

そう。まずは、見込み顧客に心を開いてもらうの。

ウォームリストだからといって、まだまだ見込み顧客の人は、うちの会社の事を信用していないわ。

だから、心を開いてもらう為のコンテンツを配信するの。

具体的にはどんなコンテンツを配信したらいいのですか？

そうね、じゃあ例だけ紹介するわ。

ここでは何通くらいメールを配信したらいいのでしょうか？

このステップでは２，３通で十分よ。

次は、見込み顧客にセールス情報を聞いてもらえる状態になってもらうステップよ。

どんな情報を配信したらいいのでしょうか？

ここでも、お役立ち情報ですか？

そうよ。

ここでは、役に立つコンテンツをバッシバシ配信すべきよ。

ただし…。いつものブログよりも役に立つコンテンツがいいわ。

ブログよりも役に立つコンテンツですか？

ムービーとかってことですか？

ふふふ。なかなかいい線いくわね。

どこかの冴えないオジサンとは違うわね。

…！！

ここでは、とにかく競合に負けないような情報を提供するのよ。

ライバルに負けないくらいのいい情報を出したところで、次はメルマガ読者しか見られない特別なコンテンツを用意するのよ。

そこで、うちの会社を選ぶ理由を伝えていくの。

うちのお客様の声とかですか？

いいわね。森永君。

そういう事よ。他にも色々あるわ。

ここまで来ると、メルマガ読者さんはうちの商品が本当にいいモノだって分かっているはずよ。

佐伯さんがちゃんとこの流れで配信できればね。

うぐっ。

あとは、読者さんに決断をしてもらったらいいのよ。

ここでは以下の事を配信して、実際にオファーを投げかけるといいわ。

めでたく商品を買ってもらえたら、それで終わりではダメよ。

実は、リピーターになってもらうことが大事なんだから。

購入のお礼メールを送るという事でしょうか。

そう。

ちゃんとアフターフォローをすると好印象ね。

あとは、さらに追加でプレゼントを用意すると喜ばれるわ。

ここまで来たら、新規顧客にはリピーターになってもらうべく、手厚いフォローをしていくの。

逆に、オファーで商品・サービスの購入に至らなかった見込み顧客リストには、再度有益な情報を配信していって、また信頼を得ていくのよ。

そうやって、どんどんリストをリサイクルしていく。それが大事よ。

おい！佐伯！

寝てんじゃねぇ！ちょっと大事な話がある！！

起きろ！おでん食いに行くぞ！お前らも一緒に来い！

いいか、お前ら、明日から1泊2日で京都へ出張だ！

ええええ！！出張！？

初出張だ。

知ってると思うが、京都にはうちの仏像の生産工場がある！

勉強してこい！！

ひぃぇぇぇぇぇぇ！

しゃっちょぉぉぉぉぉぉぉ～～～～！！！

それどころじゃないのに～～～～～～～～～～！！！

あぁ！？

なんでもありませぇぇぇん！！

いってきまぁぁぁぁす！！