SEOチェックツールを使った競合調査って必要?ツールはいらないっていう証明をしてみた
こんばんは。わんばんこ。
JUNICHIです。
SEOツールって色々ありますよね。
検索上位を目指す上で、ライバルのリサーチに必死になって、色んなツールを使っているあなた。
もうツールを使うのはその辺にしときなはれ。
ライバルをツールで調べまくったところで、あんま意味ありまへん!
っていう話を今日はしたいと思います。
SEOのチェックツールって何のためにあるの?
SEOチェックツールって何?って話ですが、まずは簡単にそのお話から。
SEOのツールっていうのは、色々ありますが、基本的には以下の2つの事を調べるために存在しています。
- 自分のサイトの検索順位のチェック
(GoogleとかYahooとかで、どんなキーワードで何位にいるか?っていう事のチェック) - 自分のサイト・ライバルサイトの分析
(被リンク数や、検索上位に入るための難易度のチェックなど)
要は、自分のブログとかサイトが、狙ったキーワードで検索上位に入るために、どうしたらいいのか?を分析できるツールですね。
代表的なSEOツールを3つ紹介します
そこで、まずは代表的なSEOツールを紹介します。
1. SEOチェキ
何がチェックできるの?
基本チェック項目
- title・meta description・meta keywords・h1タグ
- 発リンク数(内部リンク・外部リンク)
- 最終更新日時・ファイルサイズ・読込時間
- Googleページランク・Alexaランキング
- Google・Yahoo!の被リンク数・インデックス数
- 利用ホスト
- ドメインの登録年月日
- Yahoo!カテゴリ等、各ディレクトリの登録状況
- Twitterのツイート数
- Facebookの「いいね!」の数
- ソーシャルブックマーク登録数
追加チェック項目
- 検索順位
- キーワード出現頻度
- ページランク偽装チェック
- 発リンク一覧
- 被リンク元のページランク・Yahooカテゴリー登録
- Whois情報
- HTTPヘッダ情報
SEOチェキより
こんな風に、けっこう細かい項目の分析ができます。
もちろん、自分のWebサイトの分析だけじゃなくて、調べたいWebページのURLを入力すれば、競合サイトのページの分析もできてしまう、というツールです。
2. Moz
Mozは何ができるの?
Mozを使うと、対象のページの「ページオーソリティ(PA)」、「ドメインオーソリティ(DA)」が数値の得点として分かります。
オーソリティっていうのは訳すと「権威性」っていう事からも分かるように、そのページの力の強さ、ドメインの強さが分かるっていうことです。
もっと言い換えると、そのページの情報の信頼性の高さ、を評価する数字だと思ってください。
- ページオーソリティ(PA):そのページ単体の情報の信頼性の高さを表す数値
- ドメインオーソリティ(DA):そのサイト全体の情報の信頼性の高さを表す数値
という感じです。
MozはGoogleのChromeの拡張機能として追加することができます。なので、今見ているページのPA、DAが簡単に分析できます。
このページで言うと、PA(ページオーソリティ)は31、DA(ドメインオーソリティ)は28っていうことです。
3. rishirikonbu.jp
rishirikonbu.jpを使って何ができるの?
なんで利尻昆布か分かんないですが、このツールを使うと、検索上位を狙いたいキーワードの難易度が、数値として分かります。
例えば、このrishirikonbu.jpの検索窓に、狙いたいキーワードを入力すると、、、
こんな感じで出てきます。 数値が高ければ高いほど、検索上位に入るのが難しいという感じです。
はい、てなわけで、こんな風にSEOチェックツールを使って、このキーワードでコンテンツを作るべきかどうかって悩むんですよね。
なんか難しそうだから、このキーワードを使うのはやめておこう…。
なんてね。
でも、こんなSEOチェックツールを使っていたら、いつまで経ってもコンテンツなんて作れないからね。
という事で、今回はこういうチェックツールを使ってもあまり参考にならないよっていうデータを持ってきました。
あまりっていうのがミソ。逃げ道を用意させてね。「0」ではないと思うから。
5つのキーワードについて、競合調査をやってみた
5つしか例を出せずに申し訳ないんだけど、以下の8つの項目について調査をやってみました。
項目1) ページの属性はどんなのか?
これは独断と偏見で、5つにカテゴライズしました。
- 無料ブログ:アメブロとかFC2ブログ、Seesaaブログ、hatenaブログなどの無料のブログサービスを使ったページ。
- 独自ドメイン:基本的に独自のドメインを使ったサイトだから、無料ブログ以外は全てそうなると思います。
- Naverまとめ:これは、検索上位によく出てくるので、1つのカテゴリーとして独立させました。
- Youtube:検索上位に出てくるので、これも独立したカテゴリーにしました。
- ポータルサイト:Yahoo知恵袋、楽天、Amazon、Suumoなどのサイトのページが出てきたときはこちらに分類。
項目2) ページオーソリティの数字
これはMozバーを使って調べました。
項目3) ドメインオーソリティの数字
これも同じくMozバーを使って調べました。
項目4) 文字数
これは、文字カウンタBiglobeを使って調べました。
項目5) はてなブックマークの数
そのままです。はてなブックマークされた数です。
これは、no followが付かないので、評価されるポイントと考えています。
項目6) 1ページ完結型かどうか?(○か×)
ブログ1記事で完結しているようなコンテンツか?そうでないか?
例を挙げますね。
1記事完結型の記事っていうのは普通のブログ記事です。
まとめページっていうのは、まるで教科書!初心者のためのGoogleアナリティクスの使い方【絶対保存版】っていうページのように、1記事のように見えて、実は内部記事へのリンクをまとめた記事とします。
項目7) 外部リンク数
SEOチェキで調べました。
項目8) 内部リンク数
SEOチェキで調べました。
では、5つのキーワードについての検索結果と、それぞれの項目について調査した結果を見て下さい!
スマホで見るとちょっと見にくいかも。
できたらPCでじっくり見てね。
調査結果1
調査1の結果を見て分かること
- ページオーソリティ、ドメインオーソリティはほぼ関係ない。
- 文字数は多めが強い。
- はてぶ数は多めが強い。
- 被リンク数は関係なさそう。
調査結果2
調査2の結果を見て分かること
- Naverまとめや、Youtubeには普通の独自ドメインの記事でも勝てる(1位が僕のサイトのため)
- PA、DAあんまり関係ないなぁ。
- 文字数もそこまで関係ないか…。
- はてぶ数が1でも、127のサイトに勝ててる。
- 内部リンクで循環させるまとめページが強い気がする。(1位、2位ともにその形のため)
- 被リンク数は、そこまで関係なさそう。
調査結果3
調査3の結果を見て分かること
- 独自ドメインのWordPressサイト(1位の僕の記事)で、ポータルサイトには勝てる。
- PA、DAあんまり関係ない。Mozいらんな。
- 文字数が多ければ検索順位が高いっていう訳でもなさそう。
- はてぶ数…。14じゃそこまで判断基準にならない気がする。
- 被リンク数、関係なさそう。
調査結果4
調査4の結果を見て分かること
- Naverまとめには普通の独自ドメインのブログで勝てる。
- PA、DAあんまり関係ない。Mozはいらないなー。
- 文字数そこまで関係なさそうなんだよなぁ。
- はてぶ数943でも1位じゃないよね。
- 被リンク数、関係ないね。
調査結果5
調査5の結果を見て分かること
- 独自ドメインが強いなぁ。
- PA、DAはほんまに関係ない。
- 文字数、一応1位は文字数一番多いけど、3位が1400文字だしな。そこまで関係なさそうなんだよなぁ。
- 被リンク数もあんまり関係ないね。
この調査を通じて分かった7つのこと
- 無料ブログでは、なかなか独自ドメインに勝ちにくい
- Naverまとめ最強説は信じなくていい
- Mozのページオーソリティ(PA)、ドメインオーソリティ(DA)はあてにならない
- 文字数も多ければいいってわけじゃない (2000~3000文字くらいあれば十分な感じもあるよね。)
- はてぶ数も関係ない。
- 1ページ完結型よりも、内部リンクを上手く使ったページは強い気がする。
- 被リンク(SEOチェキで分かる数)はあてにならない。
結論
SEOチェックツールで調べられる項目を見たって、ほとんど傾向なんてつかめないぞ!
まぁ、5つのキーワードを見たから何が分かるねんって話かもしれません。
だけど、Googleの提唱する「コンテンツ is キング」っていうのがその通りになっている気がします。
いかに検索ユーザーが満足できるページが作れるかどうか、それが大事って事です。
という事で、次回の記事は、「じゃあ、一体どんな競合調査をするのが一番いいのか?」という事について書いていきます。
お楽しみ!
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