タグマネージャーを使って特定のURLが見られた時だけイベントとして計測する方法
今回の記事の難易度★★★☆☆【初心者向け】
■今回の記事はこんな人のために書いています
⇒特定のURL(ページ)が見られたときだけGoogleアナリティクスのイベントとしてカウントしたい人。今後、Web広告運用をしてみたい人。
■今回の記事を読むと以下のことが分かります
⇒Googleタグマネージャーで特定のページが見られたときだけ、Googleアナリティクスのイベントタグを発動させる設定方法。
Googleタグマネージャーを使って、特定のページが見られた時だけカウントできるようにする。あまり需要がないかもしれませんが、この方法はのちのち、色々応用が効くようになるので、知っておいて損はないと思います!
今回は、Googleタグマネージャーを使って特定のページが見られたときだけ、Googleアナリティクスのイベントタグが発動する設定方法を解説します。
今回は、こういう状況を作りたい
![特定のページだけカウント](https://junichi-manga.com/wp-content/uploads/2019/10/1434b1dd12c3aa41038478adbfedbfeb.png)
↑上の図のように、あなたのサイトの色んなページの中でも、最終的に申込みが完了したあとの「サンクスページ」に来た人の数だけカウントしたい。
どのページが何回見られたか? は基本的にGoogleアナリティクスを入れていれば、
「行動」⇒「サイトコンテンツ」⇒「すべてのページ」
からページを絞り込めば別に見れるんです。見れるんです!
ですが! 今回はあえて「イベント」として計測します。そんなの設定しなくても見れるんだったら、設定しなくていいんじゃない?
て思うかも知れませんが、いいんです!!
「イベント」として計測したいんです!!(カッ)
特定のページが見られたときだけタグを発動させる練習にもなる!
あと、Googleタグマネージャーで特定のページが見られたときだけタグを発動させる練習にもなるんです。
実は、この考え方や設定方法は
- Google広告
- Facebook広告
- Instagram広告
- Yahoo!広告
みたいなWeb広告を出す時に使います。
だから、ぜひこの機会に、基本のキということでやり方・考え方を覚えておくことをおすすめします。
Googleタグマネージャーで設定してみよう
では、早速やっていきましょう。大きな手順としては、
- 変数の確認
- トリガーを作成
- タグを作成
- 実際に計測できるかチェック
この4つの流れでやっていきましょう!
では、タグマネージャーのワークスペースに飛んでみましょう。
STEP1.変数の確認
まずは、使う部品である「変数」があるかチェックします。タグマネを何度か使って設定をしている人は、もうちゃんとあるとは思いますが、
Page URL
という変数があれば今回はOKです。
ワークスペースの左のメニューの「変数」をクリックして、Page URLがあればOKです。
↓↓
![タグマネージャーの設定画面](https://junichi-manga.com/wp-content/uploads/2019/10/5ef35f683ebb96da9864393dca3de746.png)
変数にPage URLがない場合
もし、まだPage URLが入っていなければ、「変数」⇒「設定」をクリックして↓
![タグマネージャーの設定画面](https://junichi-manga.com/wp-content/uploads/2019/10/c9b97d45a7d26645b7be255e4ddf8784.png)
右から出てくるメニューの中のPage URLにチェックを入れて下さい。
(特に保存する必要はありません)
↓↓
![タグマネージャーの設定画面](https://junichi-manga.com/wp-content/uploads/2019/10/53ab81bab3ec352b4c9eaed30231abb6.png)
これでSTEP1は完了!
STEP2.トリガーを作る
続いて、タグを発動させる「条件」であるトリガーを作っていきます。
今回は、例えば以下のような↓
![サンキューページ](https://junichi-manga.com/wp-content/uploads/2019/10/b5a0343610aa4dd97636349bd9d68053-1024x673.png)
こんな「お申込み完了後のサンクスページ(https://amiblogger.xsrv.jp/thanks/)が見られた時に発動して」という条件のトリガーを作ろうと思います。
まずは、タグマネージャーのワークスペースの『トリガー』から『新規』をクリック
↓
![タグマネージャーの設定画面](https://junichi-manga.com/wp-content/uploads/2019/10/1dea0dd04508f3de9eb0bf9e322a9909.png)
次に、「名前のないトリガー」の名前を、どんなページが見られた時の条件か?分かりやすく名前をつけます。(今回なら「サンクスページ到達トリガー」としました)
↓↓
![タグマネージャーの設定画面](https://junichi-manga.com/wp-content/uploads/2019/10/d50758aff44ccc474ac40b61be0b6570.png)
↓ 続いて真ん中のトリガーの設定のエリア、どこでもいいのでクリック
![タグマネージャーの設定画面](https://junichi-manga.com/wp-content/uploads/2019/10/54e934caa4610c8da1602ea55ee50f54.png)
↓ 次に右からメニューが出てくるので「ページビュー」を選びます
![タグマネージャーの設定画面](https://junichi-manga.com/wp-content/uploads/2019/10/1bbfc38318105bbed59a8928666c225d.png)
↓ 次に、以下のように設定をしましょう。
![タグマネージャーの設定画面](https://junichi-manga.com/wp-content/uploads/2019/10/4cd616ca93af109e49eecb3dd2dafd6c.png)
1)一部のページビュー
2)Page URL
3)等しい
4)計測したいページのURL
↓ あとは右上の「保存」をクリック
![タグマネージャーの設定画面](https://junichi-manga.com/wp-content/uploads/2019/10/b7a87d516d2d3a2fc13a8794990283c2.png)
これでSTEP2のトリガーの作成が完了!
STEP3.タグの作成
あとは、どの解析ツールのタグを使うか?を決めて設定していきます。
↓ 「タグ」⇒「新規」をクリック
![タグマネ特定のページ](https://junichi-manga.com/wp-content/uploads/2019/10/a306715dd7c593872ccfa14f70ea3672.png)
↓名前を、何を計測するタグなのかわかりやすいように入力(例:サンクスページ到達タグ)
![タグマネ特定のページ](https://junichi-manga.com/wp-content/uploads/2019/10/47f212018ae5b4d62beeda302fbe23f7.png)
↓ 次に、タグの設定の広いエリアのどこでもいいのでクリック
![タグマネ特定のページ](https://junichi-manga.com/wp-content/uploads/2019/10/acb2b60af17f5d81893b335019ad7a34.png)
↓ 右から色々出てきますが「Googleアナリティクス:ユニバーサルアナリティクス」を選ぶ
![タグマネ特定のページ](https://junichi-manga.com/wp-content/uploads/2019/10/5032ba155dce76bfffb871028eaf4a3a.png)
↓トラッキングタイプを「ページビュー」から「イベント」に変更
![タグマネ特定のページ](https://junichi-manga.com/wp-content/uploads/2019/10/dad0d11ffa8bec84da595f75f26d7812.png)
↓ 全体的に以下のようになるように設定して下さい。
![タグマネ特定のページ](https://junichi-manga.com/wp-content/uploads/2019/10/af41a905c03a05f49b46415ff00325ae.png)
1)トラッキングタイプ:イベント
2)カテゴリ:サンクスページ到達(わかりやすい名前をつける)
3)Googleアナリティクス設定:以前作ったGoogleアナリティクスの変数
※3)参照:Googleタグマネージャーでアナリティクスを導入する方法
↓ 次に、下の方にある「トリガー」のカード部分をクリック
![タグマネ特定のページ](https://junichi-manga.com/wp-content/uploads/2019/10/815fdd202b08267061bbff198de0ed5a.png)
↓ トリガーの設定画面が出てくるので、先程のSTEP2で作ったトリガーを選択
![タグマネ特定のページ](https://junichi-manga.com/wp-content/uploads/2019/10/e2e9fc7de6ce0cc174f9fad46eb9290e.png)
↓あとは「保存」をクリック
![タグマネ特定のページ](https://junichi-manga.com/wp-content/uploads/2019/10/b24ebc92860457f829689c50b934748b.png)
これでタグの設定は完了!
引き続き、設定したタグを「公開」していきましょう。
↓ 右上の「公開」ボタンをクリック
![タグマネ特定のページ](https://junichi-manga.com/wp-content/uploads/2019/10/07488c789b479dbe6739bd5fa80c068a.png)
↓バージョン名、バージョンの説明は、どんなタグを設定したのか? 分かるようにメモを書いておきましょう。そんでもって右上の「公開」ボタンを押して完了!
![タグマネ特定のページ](https://junichi-manga.com/wp-content/uploads/2019/10/dfa73a476d712f3d55a77c4c7c276b1d.png)
あとは、ちゃんと計測できるか確認をしていきましょう。
STEP4.計測できるかチェック
Googleアナリティクスのサイトに飛んでみて下さい。
↓左のメニューの「リアルタイム」⇒「イベント」をクリックしましょう。
![アナリティクスで確認](https://junichi-manga.com/wp-content/uploads/2019/10/8e8369d4bda087a5065eb0826cf1a650-1.png)
↓ あとは、先程の自分が設定した、計測したいページをを読み込んでみて下さい。(例:サンクスページなど)
![](https://junichi-manga.com/wp-content/uploads/2019/10/b5a0343610aa4dd97636349bd9d68053-1024x673.png)
↓そんでもってすぐにアナリティクスの画面に戻って、以下のように「イベント」が発生して計測できていれば、バッチリ!
![アナリティクスで確認2](https://junichi-manga.com/wp-content/uploads/2019/10/f78dfa756721beaeb04fe63850ca4b20.png)
これで、ちゃんと設定ができました!
補足
今回は、なんでこんなことができるようにしたか? っていうと、今後Web広告(Google広告とかFacebook広告とか)を使うようになる時に、今回の考え方や設定の方法を使うからなんです。
広告からの成果かどうか? を計測するためにも、サンクスページのような「成約したときに表示されるページ」だけにタグを設置しなくてはいけない場合が出てくるんですよね。
今回の記事では、アナリティクスのタグを使ったんですが、広告の場合は、Google広告のコンバージョンチェックタグとか、Facebook広告のイベントコードとかを使うことになります。
またその場合も記事にしようと思うので、ぜひ楽しみにしていてくださいませ!
【動画でも解説】
まとめ
はい!ということで、今回は、
Googleタグマネージャーを使って、特定のページのページビュー(到達)を計測する設定方法
を解説しました! めっちゃニッチな話題でしたが、いつか役に立つ日が来るといいなと思います。