SEO対策を業者に任せる前に知っておきたい14の事
SEO対策とは?
SEOっていうのは、GoogleやYahooなどの検索エンジンで上位表示させるための取組みのことだ。検索上位表示されれば、WEB上からの集客効果がアップし、売上も伸びる。だから、こぞって人はSEO対策をしようと試みる。
しかし、SEOって聞くだけで「難しそうだから外部業者に任せてしまおう」、なんて思ってSEO業者に依頼してしまうケースがよくある。
そこで今回はまず、SEO業者に頼む前にあなたに知っておいてほしい事を14個紹介する。
- ①SEO業者は、一体何をしてくれるのか?
- ②良いSEO対策(ホワイトハットSEO)とは?
- ③ 悪質なSEO対策とは?(ブラックハットSEO)
- ④ほとんどのSEO業者が提供するサービスとは?
- ⑤SEO業者に依頼する費用は?
- ⑥SEO業者の料金体系
- ⑦SEO対策のほとんどは、自分でできてしまう
- ⑧SEO業者は、最新のSEO対策を実施しているのか?
- ⑨対策内容や、分析レポートを提出してくれる業者なのか?
- ⑩SEO業者のサイトが「SEO対策」関連のキーワードで上位表示されているか?
- ⑪SEO業者が以下の質問に信頼できる回答を持ってこれるか確認する
- ⑫SEO対策には時間がかかる。結果もすぐに出ない。保証ができない。
- ⑬ビッグキーワードでSEO対策をするよりも、スモールキーワードでロングテールSEO対策をすべき
- ⑭本当にSEO業者に頼む必要があるのか?
- まとめ
①SEO業者は、一体何をしてくれるのか?
簡単に言うと、『GoogleやYahooの検索結果で、あなたが指定したキーワードで上位表示をさせるための取組みをしてくれる』という事。
しかし、そこで気を付けたいのが、本当にそのSEO業者が正しいSEO対策を施してくれるのか、それとも危険なSEO対策をするのか、という点だ。
具体的に「良いSEO対策(ホワイトハットSEO)」と「悪質なSEO(ブラックハットSEO)」とは何か?以下に比較してみた。
②良いSEO対策(ホワイトハットSEO)とは?
簡単に言うと、『ユーザーとGoogleの両方に対して好ましい対策』の事。
ユーザー目線に立ち、分かりやすい構造にする、満足いくコンテンツにする、表示速度を上げる、クローラーを巡回しやすくする、などユーザーと検索エンジンの両方に良い効果をもたらすために行われるSEO。具体的には以下の通りだ。
■サイトのコンテンツや構成の見直し
⇒WEBサイトを通じてクライアントが実現したい目的・目標に沿ったコンテンツ・構成になっているかを見直してくれる。
■ホスティング、リダイレクト、エラー ページ、JavaScript の使用など、ウェブサイトの開発に関する技術的なアドバイス
⇒WEBサイトの開発に関する技術的なアドバイスをしてくれる。
■コンテンツの開発
⇒目的・目標を実現するためのコンテンツの作成をサポートしたりアドバイスしてくれる。
■オンライン ビジネス促進キャンペーンの管理
⇒オンラインを通じて売りたい商品・サービスの販促キャンペーンを管理する。
■キーワードに関する調査
⇒サイトの目的に合った「キーワード」の需要、競合について調査してくれる。
■SEO のトレーニング
⇒クライアント自身がSEO対策を実施できるように、知識を与え、実行できるようにサポートしていく。
■特定のマーケットや地域に関する専門知識
⇒SEO業者が持つ知識を提供していく
以上が、Googleが『SEO業者が提供する便利なサービス』として定義づけしている事だ。
逆を言えば、これ以外のサービスを提供しているSEO業者に依頼する場合は要注意だ。
③ 悪質なSEO対策とは?(ブラックハットSEO)
検索順位を上げる事のみを目的として、システムの抜け道を利用する方法。
■外部からのリンクを増やしてくれる
⇒外部からリンクが沢山貼られていれば貼られているほど、あなたのサイトの評価が上がって検索上位表示される、という一昔前の考え方。
例えば、こんな提案をされたら受けてはいけない↓
SEO業者:「うちの会社は、いいサイトを100個ほどもっています。その100のサイトはIPアドレスもドメインも別です。そこからあなたのブログやホームページにリンクを貼れば、リンク数が増えるので、SEO効果が上がります。1本あたりのリンクの値段は29,800円です。」
簡単に言うと、有料で外部リンクを買わせている事だ。
これは「ウェブスパム」と言って、Googleをだまして、検索順位を上げようとする行為にあたる。
↓このようにGoogleはリンクを有料で売り買いしているサイトを通報するフォームも用意している。
※Googleウェブマスターツール「有料リンク報告フォーム」
これが一番多い、SEO業者の提案だ。というよりもほとんどがこの対策を提案してくる。
よくある悪質なSEO業者の提案が、この有料リンクの販売なので、絶対に受けてはいけない。一時的に検索順位が上がったとしても、ペナルティを食らってしまい、一生検索順位が上がれないゴミサイトへと変わるリスクがあるからだ。
他にも、以下のようなサービスを提案されたら、きっぱりそのSEO業者と手を切ろう。
■コンテンツの自動で生成をする
・プログラムによって生成されたコンテンツのこと。多くの場合、読者にとって意味を持たない、特定の検索キーワードを含むでたらめな内容の段落で構成されている。
⇒こんなものを量産してSEO効果を高める、という手法を使っていたら、手を引こう。
■不正なリダイレクトをする
・検索エンジンにはAというコンテンツが表示されるが、ユーザーはまったく違うBというコンテンツにリダイレクトされる。
・ユーザーには通常のページが表示されるが、モバイル ユーザーはまったく別のスパムドメインにリダイレクトされてしまう。
ユーザーに対しても、検索エンジンに対しても「だます」行為は、もちろんペナルティの対象になる。こんな技を堂々と提案してくる業者はダメだ。
■隠しリンク・隠しテキスト
・白の背景で白のテキストを使用する
・テキストを画像の背後に置く
・CSSを使用してテキストを画面の外に配置する
・フォント サイズを 0 に設定する
・小さな 1 文字(段落中のハイフンなど)のみをリンクにしてリンクを隠す
⇒キーワードを多く詰め込めば検索上位表示されるという、一昔前のSEO対策だ。今は全くと言っていいほど効果が無いので、こんなことをやっているSEO業者とは手を切ろう。
■コンテンツの無断複製
・他の良質なサイトの本文や写真を無断でコピーし、あなたのサイトへ貼り付ける行為。
⇒語尾を変えたり表現を変えただけではダメ。あなたのサイトだからこそ提供できる価値、情報を時間をかけて作ろうとしないSEO業者に依頼しても、SEO効果は上がらない。
■コンテンツへ関係の無いキーワードの詰め込み
・基本的に、コンテンツには関係のあるキーワードを用いて自然な文章を心掛ける必要がある。しかし、検索上位表示を意識して関係の無いキーワードを詰め込んでコンテンツを作成していると、ペナルティの対象となる。
これらが全てGoogleの品質に関するガイドライン – 具体的なガイドラインにて、禁止されている行為だ。
④ほとんどのSEO業者が提供するサービスとは?
③のブラックハットSEOを読んだ上で、以下を見てみて欲しい。
ほとんどのSEO業者が提供するサービスとは、以下の3パターンだ。
- 外部リンクを貼り付ける
- 外部リンクを貼り付ける、内部書き換え
- 外部リンクを貼り付ける、内部書き換え、ページ更新
先ほども、ブラックハットSEOの項目で説明したが、お金を出してリンクを貼ってもらう行為はGoogleの品質ガイドラインに違反する行為だ。
もちろん、ホワイトハットSEOを推奨するコンサルティングサービスを行う業者もある。
これを知った上でSEO業者を使うかどうか決めて欲しい。
⑤SEO業者に依頼する費用は?
相場は、数万円~数十万円。
最低でも1キーワードにつき、1~2万円。高くて20万円の料金がかかる。それよりも安すぎたり、逆に高すぎたりすれば、注意が必要。
どちらかというと、安すぎると注意が必要。
ほぼ、外部からリンクをペタペタと貼っておしまいのパターンだ。
⑥SEO業者の料金体系
料金体系にも種類がある。
固定料金型
1)キーワードを決定し、そのキーワードで上位表示することを請け負う契約
2)キーワードを決めずにSEOのコンサルティングを行う
成果報酬型
⇒対象のキーワードで、(検索結果10位以内に入った日数)×(●●円)などと計算するパターン。依頼するキーワードが検索上位表示できるかどうかの難しさによって料金は変わる。
※例えば「ブログ」で1位~3位に入ることができれば、日額11,670円。「ブログ アクセスアップ」で1位~3位に入れば、日額4,670円という感じ。
クリック課金型・閲覧課金型
⇒SEO業者の儲けが少ないし、管理コストがかかるからあまり導入されていない
⑦SEO対策のほとんどは、自分でできてしまう
SEOの正しい情報は、Googleが無料で提供している。
例えば以下の文書・Googleのブログ・サイト、動画などを見てサイト運営をすればほとんど自分でSEO対策ができる。
このようにYoutubeでも、Googleのマット・カッツ氏がSEOに関するGoogleの考えを聞かせてくれる。
⑧SEO業者は、最新のSEO対策を実施しているのか?
SEO業者に依頼する場合は、本当に最新のSEO対策を実施している業者なのか確認してほしい。
ブラックハットSEOでも説明した事を、今もなお実施している業者ではないか?
Googleのサイトなど、信頼できるサイトで調べて、本当に効果のある最新の方法なのか把握したうえで契約をする必要がある。
⑨対策内容や、分析レポートを提出してくれる業者なのか?
正しいSEO対策を実施する業者は、必ず対策する内容や、分析レポートを提出して解説をしてくれる。
それをもとに、今後の対策につなげるからだ。ここに説明がない業者には要注意だ。
⑩SEO業者のサイトが「SEO対策」関連のキーワードで上位表示されているか?
そもそも、SEO業者のサイト自体が、特定のキーワードで検索上位表示ができていないのなら、信頼することができない。
逆に、しっかりと自社サイトが狙ったキーワードで上位表示できているのなら、信頼することができる。
⑪SEO業者が以下の質問に信頼できる回答を持ってこれるか確認する
以下は、Googleが推奨する「SEO業者に確認すべき質問内容」だ。
是非、SEO業者との商談の際にチェックリストとして使ってほしい。
1)過去の事例のサンプルを見せてもらい、成功事例を紹介できるか?
2)Google のウェブマスター向けガイドライン(品質に関するガイドライン)に従っているか?
3)通常の検索を補完するオンライン マーケティング サービスやアドバイスを提供しているか?
4)期待される結果とその日程、成果を測定する方法を提案してくれるか?
5)同業種での実績はあるか?
6)国内/地域での実績はあるか?
7)外国語サイトの開発経験はあるか?
8)最も重視している SEO 技術は?
9)創業年数は?
10)連絡方法。サイトに加えたすべての変更に関する情報、およびアドバイスの内容に関する詳しい情報とその理由を伝えてくれるかどうか。
⑫SEO対策には時間がかかる。結果もすぐに出ない。保証ができない。
しかしSEO対策には本来時間もかかるし、知識も必要。
僕も、SEO対策を実施しながらブログを運営してきたが、『SEOの効果が出始めたのはブログ開設2カ月&100記事達成前後
』という記事にも書いた通りSEO対策の効果が出るのは、最低でも100記事、2~3カ月、それくらいはかかると思った方がいい。
また、クライアントごとに事業目的もちがうため、事業戦略にあったサイト設計からキーワード選定をする必要がある。そのため、中途半端な知識の会社や人間が対応できる仕事ではない。
そして、何よりも保証ができない。アルゴリズムは全てGoogleが決めているからだ。
⑬ビッグキーワードでSEO対策をするよりも、スモールキーワードでロングテールSEO対策をすべき
ビッグキーワードでのSEOとは?
検索エンジンで検索される回数が非常に多く、競合もひしめくキーワードの事。
例えば、「SEO」なんてキーワードは月間で5万回以上検索されるようなキーワードだ。色んなところで引っかかってくるキーワードだけに、ライバルも沢山いる。その為、検索結果の順位がかなり不安定になってくるのだ。
そのため、ビッグキーワードで一旦検索上位に入っても、すぐに別の競合サイトに抜かれ、同時に集客効果も落ちてしまう。
スモールキーワードでのロングテールSEOとは?
逆に、検索ボリュームも少なく、ライバルが少ないキーワードがスモールキーワードだ。これを散りばめて色んなコンテンツを作っていく事で、比較的簡単にSEO対策ができる。これをロングテールSEOと言う。
それぞれのキーワード自体にアクセス数はあまり集まらず、爆発的にアクセス数は伸びないが、コンテンツをコツコツ作り続けていく事で、集客数も着々と伸びて安定する。また将来的には、この積み重ねがビッグキーワードへの対策にもつながる。
⑭本当にSEO業者に頼む必要があるのか?
本当に自分でできる対策をすべてやったか確認してほしい。
SEO対策とは、無料で提供されるGoogleからの情報に沿って、いかに「ユーザー」&「Google」の双方にとって良質なコンテンツを提供していくという事だ。
まとめ
SEO対策は、あなた自身でできるものばかりだ。
もしも、あなたがSEO対策について勉強しても良く分からないと思うなら、正しいSEOを学び、WEB集客を学ぶブログスクールというのを作ってみたので、是非一度無料体験してみてほしい。
また、仮にあなたがSEO業者に依頼するとして、その時は必ず最終的にあなた自身でSEO対策を行えるように指導してくれる会社・人にお願いしなければならない。そうしないと、あなた自身のサイトの価値を高め続けるために、一生SEO業者に依存することになってしまう。
あなたは、自分自身でロングテールSEO対策ができるように力をつけ、着実にサイトを成長させていけば、楽な集客ができるようになっていく。
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Comment
[…] オウンドメディアでは、基本的にロングテールSEO対策をしながら「有益な情報」をどんどん発信します。ブログ記事(コンテンツ)が積み重なっていけばいくほど、GoogleやYahooなどの検索から色んな記事を通じてサイトを見つけてもらいやすくなります。 […]
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[…] 共通して唱えているのは、狙うべきはビッグワードではなく、スモールキーワードを使ったロングテールSEOが有効であること。 […]
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