乗り遅れるな!これだけは知っておきたいオウンドメディアの8つの知識【まとめ】
オウンドメディアを運営する企業が増えてきました。
「世はまさに大オウンドメディア時代!」
どうも!JUNICHIです。
あなたも、最近「オウンドメディア」っていう言葉をよく耳にすると思います。しかし、オウンドメディアって一体何なんでしょうか。
そこで、今回はオウンドメディアについて知っておくといい8つのコトを一通り解説します。この記事を最後まで読めば、基本的な事が全て分かるよ!
[speech_bubble type=”fb-flat” subtype=”R1″ icon=”selfillust1.png” name=”JUNICHI”]ブログを運営してるあなた、ぜひ読んでください![/speech_bubble]
オウンドメディアとは?
オウンドメディアっていうのは、広い意味では、企業や個人自身が持っている情報媒体全てです。
(WEBサイト、会報、カタログ、パンフレットなど)
だけど、最近多くの人が言う「オウンドメディア」っていうのは特にWEBサイト、ブログを指すことが多いんです。自社のWEBメディアとでも言ったら分かりやすいですね。
[speech_bubble type=”fb-flat” subtype=”R1″ icon=”saeki2.png” name=”毎年平社員の佐伯さん”]◆ポイント◆英語を見てみると、自分が持ってる(owned)メディア(media)という意味ですね。[/speech_bubble]
オウンドメディアとブログの違い
ブログをオウンドメディアとして運営しているところは多いですね。しかし、厳密に言うと、オウンドメディアがブログである必要はないんです。普通のWEBサイトでも、色んなコンテンツが提供できます。
オウンドメディアはトリプルメディアの一つ
オウンドメディア、アーンドメディア、ペイドメディアと並んで「トリプルメディア」と言います。
- アーンドメディア:FacebookやTwitter、はてなブックマークなどのバイラルマーケティング(口コミ)に使われるメディア。
- ペイドメディア:TVのCMやラジオ広告などのマス広告に始まり、リスティング広告、アフィリエイト広告など、広告枠を購入するメディア。
なぜ、オウンドメディアが必要なの?
オウンドメディアの必要性が叫ばれ始めた背景は以下の通りです。
- 企業の広告予算の削減
- より費用対効果を求められるようになっている
- マス広告モデルの限界
広告費用の削減と、費用対効果
オウンドメディアは、基本的にサーバー代とドメイン代の月間1000円前後があれば運営ができるので、多大な広告費をかけなくても、費用対効果が高いんです。
マス広告とユーザーの多様性の問題
マス広告は、大多数の大衆に向けて広告を流しますが、最近は僕たち一人一人の趣味や好みがあまりにも多様化しているので、大衆向けのコンテンツだけではなかなか響かなくなってきたんですよね。
◆マス広告◆
だから、企業は顧客の多様性に合わせて個別にアプローチする必要を感じるようになったんです。
◆オウンドメディア◆
オウンドメディアの役割
オウンドメディアの役割は、大きく分けて3つに分けられます。
- オウンドメディアを通して、様々なターゲットに合わせて有益な情報を発信する(ノウハウ・ケーススタディなど)
- ユーザーと良い関係性を築き、最適なコミュニケーションルートを作る
- 見込み客の潜在的なニーズを引き出す
つまり、インバウンドマーケティング用の重要なメディアとして大きな役割をもっているんです。
インバウンドマーケティングっていうのは、こちらから特に営業をかけることなく、見込み客をひきつけて顧客化するマーケティング手法のこと。
[speech_bubble type=”fb-flat” subtype=”R1″ icon=”nagano2.png” name=”OLの長野さん”]◆ポイント◆佐伯さんみたいに、営業の超ヘッタクソな人にはうってつけよね。飛込み営業しなくていいんだから。[/speech_bubble] [speech_bubble type=”fb-flat” subtype=”R1″ icon=”saeki2.png” name=”毎年平社員の佐伯さん”]なななんと素晴らしい!
オウンドメディアさえしっかりと出来ていれば、どんと構えて「待ちの営業」ができるってことですね![/speech_bubble]
オウンドメディアでひきつけられた人は、基本的にあなたやあなたの会社のことを気に入ってくれている可能性が高いので、成約率も高いという傾向もあるんですよ。
オウンドメディアを運営するメリット
オウンドメディアのメリットは大きく分けて5つあります。
メリット1:コンテンツSEOによって広告費をかけずとも多くの人を集められる
オウンドメディアでは、基本的にロングテールSEO対策をしながら「有益な情報」をどんどん発信します。ブログ記事(コンテンツ)が積み重なっていけばいくほど、GoogleやYahooなどの検索から色んな記事を通じてサイトを見つけてもらいやすくなります。
その結果、広告費をかけずともサイトを見てもらう機会が増えるっていう感じです。
メリット2:集めたい層を集められる
オウンドメディアでは、集めたいターゲット層に合わせたキーワードを使いコンテンツを作っていきます。その結果、サイトに集めたいユーザーを中心に集める事ができます。
メリット3:自社、あなたのブランディングができ、ファンの獲得につながる
オウンドメディアで、自社・あなた独自のコンテンツを作って提供し続けていくと、「あなたの会社らしさ(あなたらしさ)」が出来上がってきます。その結果、何度もサイトに足を運んでくれるファンの獲得につながります。
メリット4:アクセス解析、コンバージョン率の解析などによるPDCAが回せる
自社でメディアを運営できると、アクセス解析やクリック率、コンバージョン率の測定を日々行う事ができます。自社でそういうった分析ができると、課題点を見つけてすぐにコンテンツの改善へとつなげることができますよね。
メリット5:継続的に見込み顧客が獲得できるような仕組みが出来上がる
これこそがオウンドメディアの最大のメリットです。売り込まなくても、勝手に向こうから「あなたの会社の(あなたの)商品・サービスを買いたい」という、好意的な見込み客をどんどん獲得できる仕組みを持つことができるんです。最高ですね。
[speech_bubble type=”fb-flat” subtype=”R1″ icon=”saeki2.png” name=”毎年平社員の佐伯さん”]◆ポイント◆
オウンドメディアっていうのは、
「広告費をかけず」
「ターゲットにしたい層を」
「継続的に見込み客として獲得」
することができる、超優秀な自社メディアだという事なんです。
なんと!良い事づくしではありませんか![/speech_bubble]
オウンドメディアを運営するデメリット
オウンドメディアを構築、運営する上でのデメリットは以下の2点です。
デメリット1:効果を出すまでに時間がかかる
オウンドメディアはロングテールのキーワードを使って様々なコンテンツを作っていきます。それらがSEO効果がでてGoogleやYahooからの検索流入として多くのアクセスを集めるためには半年から1年ほどかかります。
だから、見込み客の獲得ができるのもやっとそれくらいからです。リスティング広告などに比べて即効性が無いのはデメリットですね。
デメリット2:オウンドメディア専門の担当が必要
ただのブログだと適当に考えて、SEO対策やコンテンツ作成の知識や経験がない人がオウンドメディアを運営しても、いつになっても成果はでないです。WEBマーケティングの知識のある専門の人間を雇うか、社内の人間を教育する必要があります。
オウンドメディアの成功の指標(KPI)は「アクセス数」と「リスト獲得数」
オウンドメディアが現在うまく運営できているかどうかの指標になるのが、「アクセス数(訪問者数)」と、「見込み客リストの獲得数」ですね。
アクセス数が集まらない場合の問題
- キーワード選定
- ターゲット設定
- コンテンツの質
- コンテンツの露出経路
リストが集まらない場合の問題
- 無料プレゼントが弱い
- 提供したいコンテンツとターゲットの属性が違う
- そもそもアクセス数が少ない
一番の問題は、多くのアクセスを集めているのにもかかわらず、見込み客が獲得できないというケース。もしあなたがそんなケースにあてはまるなら、上の問題を見直してみるといいですね。
[speech_bubble type=”fb-flat” subtype=”R1″ icon=”saeki2.png” name=”毎年平社員の佐伯さん”]◆ポイント◆ただ単に、アクセス数が増えればいいという訳ではないのですね。[/speech_bubble]
オウンドメディアの成功事例
すでにオウンドメディアの構築&運営が成功している事例を集めてみました。あなたのメディア構築の参考にしてみてください。
企業ブログ厳選5選
LIG inc.
このブログでも何回か登場しているLIGブログ。2015年1月時点で400万PVも集める、最も成功しているオウンドメディアの一つ。
おもしろバズコンテンツの印象が強いけど、SEO対策のされた有益なノウハウ記事も多くあって、約50%のアクセスが検索から来ているのが分かります↓ (Similar Webより)
社長を含めて社員が毎月必ず1回はブログ記事を書く、なんてルールもあるみたいで、バラエティ豊かなコンテンツも魅力的です。本当に楽しそうな雰囲気がにじみ出ているんですよね。こういう会社っていいなって思いますもん。
オウンドメディア構築をするなら、必ず参考にしたいメディアの一つです。
バズ部
神ブログ、バズ部。こちらのコンテンツは、真似しようと思ってもなかなか真似できないくらい質が高いものばかり。SEO対策はもちろん、ほとんど全ての記事がソーシャルメディアなどでバズる異常なメディア。
更新頻度が少ないのに、どんどんPVが増えているのが分かりますね。もうこれこそ理想のメディアです。現在100万PV以上のメディアとなっています。
訪問者は、検索からが約6割。SEO関係、WEBマーケティング関係の記事を検索すると、ほとんどバズ部のコンテンツが上位にあります。独占状態。
こちらも、オウンドメディア構築をする際に必ず参考にしたいサイトです。
サイボウズ式
サイボウズ社が運営する「サイボウズ式」は、とても色んな種類のコンテンツを提供するメディアです。インタビュー記事、イベントレポート記事、動画などを使いITとワークスタイルバランスをテーマに扱っています。
特に最近注目されたコンテンツがこれ↓
https://www.youtube.com/watch?v=AiTh3PNblo4
月間のアクセス数は、LIGやバズ部に比べるとそこまで多くは無いですが、BtoB企業が所有するオウンドメディアとして注目されているメディアです。
ブログライターは、サイボウズの従業員から、東大の名誉教授まで様々な方が登場しています。
Similar Webの数字を見ると、検索からの流入よりも、 ソーシャルメディアからの流入が多いのが特徴。サイボウズ式の多くの人の心をつかむコンテンツが、拡散されやすいという事が分かりますね。
なかなか個人メディアが真似できるようなコンテンツではありませんが、勉強できる部分は多々あります。
TABI LABO
2014年2月にスタートしたばかりのメディアですが、1記事1記事めちゃくちゃ興味をそそられるコンテンツばかりです。なんと、このサイトの月間PVは300万PVほどもあります。(Similar Webのデータより)
さらにすごい事に、このアクセス数のほとんどがソーシャルメディアからの流入っていうのが驚きです。
10万以上のいいね!が付くそんなメディアです。恐ろしい ↓
サイト内に広告が全くなく、読ませるコンテンツメインです。これだけのコンテンツがあっても何の会社が運営しているのか分からなかったんですが、TABI LABOは、Webメディアやサイトの開発・構築を行う会社のメディアなんです。それっぽく見えないのがすごいね。
コンテンツの作り方は、どれも参考になるものばかりなので、是非一度見てみてください。
スキンケア大学
リッチメディア社が運営する「スキンケア大学」というメディア。これは、毎月100万PV以上のアクセスを集める人気の美容サイトです。
美容についての話題は、特に悩んでいるユーザーが多いため、検索にかかるようなコンテンツを提供する事によって顧客獲得につなげているのが分かります。
このような、SEO対策はオウンドメディアを構築してすぐには効果がでませんが、コンテンツを重ね続けていくにつれ、どんどん検索からの流入が増えて安定した運営ができるようになります。
サイボウズのようなインタビュー記事を作るのとは違って、SEO対策をしっかり行うことは個人でもできるので、僕のようなオウンドメディア運営者が見習うべきメディアだと考えています。
他にも参考にしたいオウンドメディア19選
今回じっくりご紹介できませんでしたが、以下のサイトもオウンドメディアとして成功している事例です。
Webマーケティング、IT関連のオウンドメディア
◆LPO研究所
⇒LPのノウハウやWEBマーケティングについて中心に扱っているメディア。
◆LISKUL
⇒リスティング広告やWebマーケティングのコンテンツが豊富なメディア。
◆モバイルファーストマーケティングラボ
⇒スマホの最新情報や便利な情報をまとめたコンテンツが豊富。
◆SEO HACKS
⇒SEOについてをとことん追求したメディア。
◆INBOUND marketing blog
⇒インバウンドマーケティング、特にBtoBの情報を中心にまとめられているメディア。
◆People & Store
⇒ECサイトやWEB関連の情報を中心に扱うメディア
◆湘南うぇぶ
⇒オウンドメディアを中心としたWebマーケティングの情報を扱うメディア。
◆Norton Blog
⇒インターネットセキュリティ系を扱うメディア。
美容&健康関連のオウンドメディア
◆ニキペディア
⇒ニキビ対策に情報を絞って成功しているメディア。
◆N-COOZY
⇒メンズの美容に絞ったオウンドメディア。
◆Zigen
⇒健康関連のコンテンツを提供するメディア。
◆歯医者が教える歯のブログ
⇒歯科が運営するメディア。歯に関する情報が盛りだくさんです。
士業関連のオウンドメディア
◆弁護士ドットコム
⇒ポータルサイト型のメディア。
◆ビズ部
⇒会計士のメディア。
保険関連のオウンドメディア
◆保険の教科書
⇒保険に関する情報を提供するメディア。
園芸関連のオウンドメディア
◆A Tropical Garden
⇒観葉植物関連の情報を提供するメディア。
アパレル関連のオウンドメディア
◆PLIQUA BOOK
⇒衣服や着こなしに関する情報を提供するメディア。
美容師関連のオウンドメディア
◆Naoto Kimura
⇒カリスマ美容師「木村直人」さんのメディア
英会話関連のオウンドメディア
◆ベルリッツジャパン
⇒英会話に特化したメディア。
100万PVを超える個人ブロガーのメディア15選
個人ブロガーについては、別記事を参照してください。
⇒「お前たち!これが100万PVを超えるブログだ!【厳選13+2ブログまとめ】」
[speech_bubble type=”fb-flat” subtype=”R1″ icon=”saeki2.png” name=”毎年平社員の佐伯さん”]◆ポイント◆ひぇぇぇ!どんな業界でもオウンドメディアは成功させることができるんですね!
あなたも似た業界のメディアを参考にしてみてください。[/speech_bubble]
オウンドメディアを成功させるためには?
たかがブログメディア、となめていてはだめです。
あくまでも、アクセスが集まり、見込み顧客を集めてこそオウンドメディア成功と言えます。ひたすら何も考えずに好きな事ばっかりのブログ記事を書き続ける事とは全く違います。
成功するオウンドメディア構築に必要なのは…
- 自社(あなた)の商品・サービスのターゲットの設定
- 集めたいターゲットの属性に合った「キーワード」プランニング
- ターゲットの求める良質なコンテンツ
- ソーシャルメディアで多くの人に見られる経路
- ファン獲得のための「独自性(ブランディング)」
- オウンドメディア専用のリソースの確保(ライター・クリエイター・編集)
僕は個人でオウンドメディアを運営しているので「6.オウンドメディア専用のリソースの確保」っていうのは正直難しいですが、企業の場合もっと効率よくコンテンツが作れますね。
[speech_bubble type=”fb-flat” subtype=”R1″ icon=”saeki2.png” name=”毎年平社員の佐伯さん”]◆ポイント◆なるほど…。
独自性を出しつつ、「ターゲット」、「キーワード」そして「コンテンツ」の全ての方向性が合うように運営せねばならないんですね。[/speech_bubble]
まとめ
多様な顧客層に対して有効なアプローチができるので、オウンドメディアは今後ますます多くの企業、個人に取りいれられていきます。
だからこそ重要になってくるのが、「コンテンツ」です。
あなただから、あなたの会社だからという独自性を持って、ユーザーに対して有益なコンテンツを作り続けていく事が、オウンドメディア構築の成功につながります。
成果が出るようになるまで少し時間はかかりますが、一度見込み客を獲得する仕組みを作ってしまえば、非常に優秀なメディアとして働き続けてくれることは間違いないです。是非あなたもオウンドメディアを作ってみてね。
分からなかったら僕に問合せしてください。
⇒参考記事:「絶対知っておきたい『コンテンツマーケティング』え?まだ知らないの?」
⇒参考記事:「ブログを90日で月間10万PVまでアクセスアップさせる方法」
デジタルマーケティングで重要な
「データ分析」を今すぐ始めよう!
\ Kindleで売れ筋トップ獲得本 /
GA4超入門ガイドブック
プレゼント!