無料で仕事を依頼されて苦労しているフリーランスに捧げる8つの言葉
こんにちは。JUNICHIです。
今回は、『無料』で仕事をする事について考えてみました。
結論から言うと「無料で仕事は引き受けてはいけない」。
今、フリーランスとしてビジネスをしていて、無料での依頼に苦しむあなたに捧げたい。
つい先日の出来事
つい先日、2年以上ぶりに、元職場の人から、LINEを通じて、こういう問合せがあった。
元職場の人:「今度、集客について松原さんに相談しに行きたいんです。」
僕:「まずはSkypeとかLineでよかったら相談にのります。でも、しっかりと集客について相談するなら有料になってしまいます。それはご理解ください。」
そんな風に返事を返した。
・・・ら、それ以後返事がない。
あぁ、『そっちの人』なんだね。別にそれほど仲が良かったわけでもなく、もちろんこの2年、連絡など取り合っていない。ふと、僕のブログの存在を知って、『WEB集客』のお仕事をしていることを知ったその人は、自分のサイドビジネスの集客の相談をしたいみたいだった。
おそらく、元々職場で一緒に働いた仲だし、気軽に相談に乗ってくれると思ったんでしょうね。『有料』という言葉を出した瞬間これです。
これって僕が悪いのかな?
いや、違う。
そう、特にフリーになって思うんだけど、知り合いだからって言って、気軽に無料で仕事を依頼してくる人が多いこと多いこと。
『そっちの人』とは、無料で気軽に仕事を依頼する大バカヤローのこと。
基本、僕は無料で仕事の依頼は受けない。ボランティアじゃないんだからね。
ビジネスでやってることを無料で依頼することが意味分からない。
でも、実はこういう考えの人が少ないのが現実だ。
なめてもらっちゃ困るよね。
「知り合いだから、タダでやってくれるだろう。」
「仲がいいから安くしてくれるだろう。」
こんな身の程知らずがとても多い。だから、コンサルタントや、クリエイターのあなたも苦しんでいるんだと思う。そんなあなたに、僕から8つの言葉を捧げたい。
①あなたの仕事にはお金を支払う価値がある
自信を持ってほしい。あなたの仕事にはお金を支払う価値がある。
よく言われることが
「お店で商品を無料でくれ、なんて言わないだろう。似顔絵師に無料で絵を描けっていうのはそれと同じだろ。」
という事。
似顔絵もそう。コンサルティングの仕事もそう。WEBデザインの仕事もそう。
あなたは、ビジネスとして磨き上げるために、時間をかけ知識を身につけ、技術を身につけたのだろう。
それを相手に提供する際にお金をもらえないなら、もっとあなたの技術・知識を世の中に発信しよう。
必ず、誰かがお金を払ってでも必要としてくれるから。
それでも、依頼が来ないのなら、もっと腕を磨こう。もっと知識を身につけよう。
②無料での依頼を受ければ、あなたの仕事の価値は『無料』にしかならない
これは分かるだろうか。
「ちょっと似顔絵をタダで描いてよ!」
なんて依頼に応えて似顔絵を描くとする。
こうして出来上がった似顔絵は「無料」の価値でしかない。相手にとっては1円の価値もない。
もし、部屋に飾っていたとしても、少し模様替えをするときに
「どうせ無料で描いてもらった絵だしなぁ。まぁ捨てちゃおうか。」
という事で、邪魔になったらすぐに捨てられる。
残念ながら、無料で仕事をするという事は、そういう事だ。
③『時間』とは『命』だ。命を無料で売ってしまうのか?
たとえば、無料で仕事の依頼を受けてしまったとする。
大小あると思うが、仕事をするには、「時間」がかかる。
時間とは人生の一部だ。
命を削ってまでできた作品、仕事が無料なんて、絶対に間違っている。
④人間は『形のないもの』を軽視する生き物だ
だが、残念なことに、人間は目に見える商品やサービスが無いと、お金を払いたくないと思う者が大半だ。
たとえ、僕が無料で仕事を依頼するなと言い続けても、全日本人に届けられるかといえば無理だろう。
そして仮にこの考えが届いたとしても、同じ側に立ったことが無い人は、この考えには共感してくれないだろう。
それが現実だ。
無料で仕事を依頼してくる人間はいなくならない、とあきらめておかないといけない。
こちらが、無料で仕事を依頼する人を排除していかなければならない。
⑤無料の仕事を断ったとしても、ダメージなんてない
『何も無いころは、無料で仕事を受けて実績を作るしかないです。仕事を断ったとしたら、次の紹介につながりません。』
こんな考えも分からなくも無い。
だけど、無料が好きな人の周りには、無料が好きな人が集まる。
仮に、無料で仕事を受けたとしても、次に依頼が来るのも「無料」が大好きな人だ。
だってそうだろう。
例えば、僕がAさんに無料で似顔絵を描いたとする。
そうするとAさんは、知り合いのBさんに
「JUNICHIさんに似顔絵を無料で描いてもらったから、あなたも描いてもらったらいいわよ。」
なんて紹介されることになる。
⑥無料の仕事を本気で最後までやり続ける自信はあるか?
想像してみて欲しい。
『いつもは1万円で売っている似顔絵を、知り合いだからと言って無料で描く事になったとする。あなたは、果たして本当に1万円をもらって描いた似顔絵と同じクオリティの作品が提供できるだろうか。』
『いつもは10万円もらってビジネスモデルのコンサルティングをしているのに、元同僚だからといって、無料でコンサルティングすることになる。あなたは、果たして本当に10万円をもらった時と同様の必死なコンサルティングができるだろうか。』
こういうことだ。
何度も言うが、ビジネスはボランティアではない。きれいごとは言わなくていい。
対価をもらうからこそ、価値が提供できる。
⑦あなたがクライアントの価値観を育てなければいけない
クライアントは、たいがい「相場」を知らないものだ。
もしも、見積を出すときに「自信が無い」「まだ実績が無いから」なんて思って、極端に低い単価を提示したり、無料でお試しでやってみます!なんて言ってはいけない。
クライアントにとって、それが「相場」になってしまうからだ。
ひどいのが今の「イラスト」「似顔絵」市場だ。
絵を描く事が好きだから、自分の絵が誰かに喜んでもらいさえすれば、対価なんていらない、という人が多いので価格崩壊している。
無料で描いてくれる人がいるだろう。
500円のワンコインで描いてくれる人が沢山いるだろう。
そんなんだから、クリエイターは報われない。でもそれは、クリエイター達の責任でもある。相場をそうやって仕立ててきたからだ。自分たちで、自分たちの首を絞めているんです。
⑧ただし、あなたから無料で仕事を提供するのはアリ
これは、もちろんありだ。
矛盾しているように思えるかもしれない。
でも、これは全く考え方が違う。
「無料で仕事をしてほしい」とは相手の意思。
「無料で仕事をさせてほしい」はあなたの意思。
あなたが、無料でもいいから仕事をしたい、貢献したい、協力したい、そう思えるなら、喜んで無料で価値を提供すべきだ。
本気でそう思える相手なら、必ずあなたにも何らかの価値が返ってくるからだ。
実は最近、僕も同じ経験をした
『無料でサイトを作らせて欲しい。ただただ、協力させて欲しい。』
と言われた。これには、とても驚いた。普通サイト制作なんて何十万、下手すると何百万もする世界だ。
でも、逆にこの提案をされた側はこう思う。
『その心意気に応えて、何らかの対価を提供したい!恩返しがしたい!』と。
その結果、『何かがあった際にはお返しをしたい』『自分も好意を抱いている事を示したい』
こんな感情が具体的な形になる事で、仕事上のつながりも深まる。これは、人間の持つ「返報性」だ。
実際に、僕は何かWEBサイト構築の案件を紹介されたら真っ先に、その人に仕事をお願いするつもりだし、何らかの形でその人のビジネス展開の協力をする予定だ。
だけど、これは無料で価値を提供する相手を見極める必要はある。本当に、ビジネスパートナーとなる人を選ぶべきだ。
まとめ
無料で仕事をすることに関する考え方は、いろいろあると思う。
賛否両論はある。
だが、僕は無料で仕事を依頼する人間を信頼できない。
友達であったら、そんな友達は縁を切ればいいと考える。
本気で困っているから助けたい!この人になら協力したい!と思わない限り、無料であなたの価値を売ってはいけない。
僕は、『ブログスクール』というコミュニティを運営している。
本気でブログで人生が変えられると信じているから、初めの1ヶ月間は無料でその価値を提供している。だが、そこで価値をしっかりと感じてもらえば次月以降は対価をもらうことにしている。
逆に言えば、価値を感じてもらえなければ1ヶ月で退会してもらっても構わないと思っている。
ビジネスっていうのはそういう事だ。
自分の周りに同じ価値観を持つ人をどれだけ集められるか。
だから、あなたが『無料』にこだわっているうちは、無料好きしか周りに集まってこない。
今回の記事があなたの価値観を変えるきっかけになれば幸いだ。
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