メールマーケをするなら知っておきたい!メールの送受信の仕組みとは?
どうも!デジタルマーケッターのジュンイチです。僕は、かれこれ8年間ほどメールを使ったマーケティングもしています。ただ最近、メルマガなどを送信しているときに、どうしても気になるのが、自分が送った迷惑メールに入ってしまう問題。
そもそも、「メールってどんな風に送受信されるんだろう?」という根本的な仕組みを気にしたことなんてなかったんですが、これを機に少し勉強していこうと思います。
今回は、メール送受信の仕組みについて調べてみましたので、よかったら一緒に勉強してみましょう!
メールの送受信の仕組みの全体像
メールの送受信を簡単にイメージ図にしてみました。
これが全体像なんですが、ナンノコッチャわからないかもしれないので、1つ1つ見ていきましょう。
メール送受信の流れ(1)メール作成して、自社のメールサーバーに送る
まずは、送信者であるあなたは、メールを作りますよね。GmailやYahoo!メール、ThunderbirdやOutlookのようなメールソフトでメールを作成して、送信をします。
そうして送信されたメールは、SMTP(Simple Mail Transfer Protocol)という通信の仕組みを通して、自社サーバーへ送られます。
この自社サーバーは、SMTPサーバーとも呼ばれるメールを送信するためのサーバーです。
メール送受信の流れ(2)メールサーバーに届いたメールはDNSサーバーで宛先を探す
手紙は、郵便ポストに入れても届け先がわからないとメールは届きませんよね。
メールもそれと同じ。自社のメールサーバー(SMTPサーバー)にメールが送られた後、送信相手のアドレスを『DNSサーバー』というところで調べてもらいいます。
そうすると、DNSサーバーは相手のメールサーバーのIPアドレスを教えてくれるので、メールの届け先が分かります。
メール送受信の流れ(3)相手のメールサーバーにメールが届く
DNSサーバーによって、送信相手の宛先が分かったので、自社のメールサーバーから相手のメールサーバーにメールが届きます。
ここにもSMTPという仕組みが使われます。
メール送受信の流れ(4)DNSが送信元について調べる
相手のメールサーバーに届いたメールは、一体誰からのメールなのか?分かりません。そこで、DNSサーバーに問い合わせをします。
そうすると、DNSサーバーは送信元サーバーのIPアドレスなどを調べてくれて教えてくれます。
だから『誰からのメールなのか?』がわかるようになります。
メール送受信の流れ(5)相手がメールを受信する
相手のメールサーバーに届いたあとは、受信者である相手は「POP3」と「IMAP」という2通りの方法でメールが閲覧できます。
方法1)POP3
メールサーバーからメールをダウンロードして受信します。サーバーからメールソフトにメールのデータをダウンロードするので、オフラインでもメールが見れます。※ただし、POP3という方法だとメールサーバー上のメールは削除されます。
●メリット:サーバーの容量を圧迫させない。
×デメリット:PCでダウンロードしたメールはスマホからは閲覧できない。全ての端末からメールを見ることができない。
方法2)IMAP
メールサーバーに届いたメールを、メールソフト経由で閲覧しにいく方法。メールのデータがサーバーに残るので、PC、スマホ、タブレットどんな端末からでもメールをチェックしにいくことができます。
●メリット:別々の端末からメールを見ることができる。
×デメリット:メールサーバーの容量がどんどん圧迫されていく。
メールの送受信の流れは『郵便』に似ている!
メール送受信の仕組みは、よく郵便の流れに例えられることが多いみたいです。
今までの流れをお手紙の配達に例えてみると、以下のようになるんじゃないかと思います。
メールの送受信 | 手紙の郵便の流れに例えると |
---|---|
メールソフトでメールを作る | 手紙を書く |
メールソフトの送信ボタンを押す | ポストに手紙を入れる |
SMTPが自社のメールサーバーにメールを届ける | 郵便車が手紙を集めに来て郵便局に届ける |
DNSサーバーで相手のサーバーを調べる | 郵便局で相手の住所を調べて近くの郵便局に届ける |
SMTPが相手のメールサーバーにメールを届ける | 郵便屋さんが手紙を郵便受けに届ける |
POP3やIMAPで相手のメールソフトでメールを閲覧 | 郵便受けに手紙を取りに行って、手紙を読む |
こう考えると、メールの送受信の仕組みって少しは身近に感じますね。
メールの送受信には大きく3つのサーバーが関わっている
メールの仕組みを理解していくと、メールの送受信には大きく分けて3つのサーバーが関わっていることが分かりますよね。
- SMTPサーバー:メールの送信のために必要なサーバー
- DNSサーバー:送信先・送信元を調べるためのサーバー
- POP3サーバー・IMAPサーバー:メールの受信に必要なサーバー
こんな感じです。
ちょっとわかりにくいのが、受信側のところにSMTP、POP3、IMAPの3つが絡んでいるところ。
それぞれ別のサーバーのように見えますが、実は3つとも同じサーバーの中にある別々のシステムだと思ってもらえればOKみたいです。
メールの送受信の仕組みで覚えておきたい用語
1)メールソフト
メールを送受信するためのソフト。例えば、Gmail、Yahoo!メールなどのようなWebで使えるソフトもあるし、Outlook、ThunderbirdのようにPCにインストールして使うソフトもあります。
2)SMTP
Simple Mail Transfer Protocolの略。
SMTPとは、メールを送信するための決まったお約束ごと。メールとはこういう手順で送信されるんだよっていうのが、通信の世界で共通に決まっていないと届かなくなります。なので、共通のお約束ごとを作って、誰でもメールを送信できるようにしています。そのルールというかお約束ごとのことをSMTPといいます。
3)SMTPサーバー
メールを送信するためのサーバー。SMTPというメールを送るお約束に従ってメールを送ってくれるサーバーだと思ったらいいかな。
4)DNS
Domain Name Systemの略。ドメインを管理するための仕組み。
インターネットの通信は、基本的にIPアドレスというものを使って相手を探したりします。特定のドメインにあるWebサイトやメールアドレスの場所を見つけるためには、そのドメインがどんなIPアドレスに紐付いているのか?というのを知る必要があります。
そのドメインとIPアドレスを管理するための仕組みがDNSというものです。
5)DNSサーバー
ドメインとIPアドレスの紐付けを管理してくれたり、ドメインやIPアドレスの変更などをしてくれるコンピュータ。インターネットの世界にある住所を、人間に教えてくれて実際に仲介してくれるコンピュータ。
DNSサーバーがないと、相手の場所が分からないので、PCで特定のWebサイトに行くこともできないし、メールを送ることもできない。
6)POP3
Post Office Protocol Version 3の略。メールを受信するためのお約束ごとの1つ。
ポスト・オフィスという名前から郵便みたいな仕組みだって伝わりますよね。
具体的には、メールサーバーから、メールをダウンロードして閲覧するための仕組み。ダウンロードしたメールはサーバーから消える。
メールサーバーの容量を圧迫したくない場合は、POP3を使って受信をすると良い。
7)IMAP
Internet Message Access Protocolの略。これもメールを受信するためのお約束ごとの1つ。
POP3と違うのは、メール受信者はメールを見るためにメールサーバーにアクセスする必要があるということ。
その代わり、PCやスマホ・タブレットなど、どの端末からでもメールを見ることができる。
逆を言うと、メールサーバーにメールのデータがたまり続けていくので容量を圧迫していくデメリットもある。
まとめ
初めてじっくり勉強しながら記事を書きましたが、ちゃんとわかればメール送受信の仕組みは複雑ではありません。
3つのサーバーが絡んでいて、それぞれの役割がどんな役割なのか?
てのが理解できると、メールについて少しは詳しくなれるんじゃないかなと思います。
とういことで、迷惑メール対策のために調べ始めたメール送受信の仕組みでしたが、本当の戦いはここからだ。
どうやったら、自分のメールが迷惑メールに入らなくなるのか?というのを次回から記事にしていきたいと思います。
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