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AIに任せれば一瞬、は半分ウソ。バイブコーディングで動画編集ツールを作って分かった「最後の2割」の話

AIに任せれば一瞬、は半分ウソ。バイブコーディングで動画編集ツールを作って分かった「最後の2割」の話

どうもジュンイチです。

今日は、最近の僕のいちばん正直な実感を、つらつら書きます。AIでツールを作るって、思ってたより簡単で、思ってたより難しいんです。

僕、この3ヶ月くらい、毎日いろんなツールを作ってるんですよ。もともとはHTMLとCSS、あとはPHPがちょっと触れるくらい。プログラマーでもなんでもない。「こういうの作れたらなぁ」と思っても、自分では作れない側の人間でした。

それが、Claude CodeとかCodexにお願いしたら、ツールがどんどん形になっていく。いわゆる「バイブコーディング」ってやつです。これがね、ほんまに楽しいんです。昨日まで存在しなかった道具が、今日は動いてる。「え、僕でも作れるんや」って、はじめはちょっと感動しました。

……で、ここからが今日の本題です。

バイブコーディングって、そもそも何?

ざっくり言うと、自分でコードをガリガリ書くんじゃなくて、AIに「こういうの作って」と言葉でお願いして、ツールを組み上げていくやり方です。難しい専門用語に聞こえるかもしれんけど、やってることは「優秀な人に相談しながらモノを作る」のに近い。

僕みたいに、ほぼ作れなかった人間が、毎日ツールを作れてる。これは間違いなく本当のことです。世の中で言われてる「AIでツールが一瞬で作れる時代」っていうのは、半分は本当やと思う。

でも、半分はちょっと盛られてる、とも思うんです。

「形にする」は簡単。でも「使いものにする」が難しい

具体的な話をします。いま僕が作ってるのが、自動で動画編集ができるツールです。素材の動画を1本読み込ませたら、字幕をつけて、余計な空白(無音)をカットしてくれる。

ここまでは、ちゃんとできるようになりました。動画編集をやったことある人なら分かると思うけど、この2つって、地味にめっちゃ手間なんですよ。それが自動で終わる。これだけでもすごいことやと思う。

でも、問題はここから。

「ダイジェスト作り」、つまり動画の一番いいところを自動で抜き出す機能。これがイマイチなんです。ボタンを押したら、ダイジェストっぽいものは出てくる。でも見てみると、「いや、その部分、別にダイジェストに使わんでもよくない?」っていう箇所だったりする。一番いいところを選んでほしいのに、なんか微妙なところを選んでくる。

あとは、動画に図解やインフォグラフィックを自動でつける機能。これも入れてみたんですけど、思ったような形では出てこない。ひどいときは、生成された図解が、思いっきり発信者(僕)の顔の上にドーンと出て、顔が見えへん。字幕の位置ともかぶる。「いや、そこちゃうやろ」って、何回ツッコんだか分かりません。

つまり何が言いたいかというと。AIに「全部やっといて」と任せても、最終的には「もっとこうしてほしい」「ここは違うから直してほしい」の繰り返しなんです。僕、プログラムを書いてるわけじゃないですよ。ただ言葉で指示してるだけ。なのに、これがけっこう大変。

8割は作れる。でも最後の2割に、いちばん時間がかかる

毎日作ってると、だんだん構造が見えてきました。ざっくり、いつもこうなるんです。

  • ゼロから「形にする」…ここはAIが一気にやってくれる。たぶん全体の8割。
  • 最後の「詰め」…ここは人間が手で直す。残りの2割。

でも、この最後の2割に、めちゃくちゃ時間がかかる。体感では、ここがいちばんしんどい。(この割合は、あくまで僕の感覚値です)

下の図が、いつもの僕の感覚そのままです。前半はスーッと進むのに、最後だけ妙に重い。

AIツール作りの「8割」と「2割」

前半はAIが一気に。でも、しんどいのは最後の2割。

形にする 80%
詰め 20%

AIが一気に作る 80%

字幕つけ、無音カット。ゼロからここまでは、相談しながらスーッと進む。

人間が手で詰める 20%

ダイジェスト選び、図解の位置。「あなたにとってのちょうどいい」は人間が教える。

※割合は、ジュンイチ本人の感覚値です

なんでこうなるんやろ、って考えたんですけど。たぶんAIは「それっぽいもの」を作るのは得意やけど、「あなたにとっての、ちょうどいい」を一発で当てるのは苦手なんですよね。ダイジェストの「いいところ」って、人によって違う。図解の位置だって、「顔は隠したくない」っていうのは、僕が知ってる僕のこだわりであって、AIは知らない。そこは僕が「違う、こっち」って教えるしかない。

AIは「魔法」じゃなくて「優秀なアシスタント」

これって、よく考えたら、人に仕事をお願いするのと一緒なんです。優秀なアシスタントが来てくれた。頼んだことは、ものすごいスピードでやってくれる。でも、こっちの好みや、最後の「いい塩梅」までは、最初は分からない。だから、何回もすり合わせる。AIも、まったく同じ。

「丸投げして完成」じゃなくて、「優秀な人と、一緒に詰めていく」。この感覚を持てるかどうかで、結果はだいぶ変わる。

最初に出てきたものが微妙でも、それは失敗じゃない

ここからは、AI初心者の方や、中小企業の社長さん、個人事業主さんに向けての話です。もしこれからAIで何か作ってみたいなら、最初に1個だけ知っておいてほしいことがあります。それは、「最初に出てきたものが微妙でも、それは失敗じゃない」ということ。

たぶん、多くの人がここで止まると思うんです。AIにお願いした。出てきた。「あれ、思ってたんと違う」「やっぱりAIってこんなもんか」で、終わる。めっちゃもったいない。

僕の感覚では、最初に出てくるやつは「たたき台」です。そこから「ここは良い」「ここは違う、こう直して」って言い続けた先に、やっと「使えるもの」になる。僕も今、動画編集ツールでまさにそれをやってます。字幕と無音カットは、もう「使える」ところまで来た。ダイジェストと図解は、まだ「直してる」途中です。

完成はしてません。正直、毎日「もうええか」と思う瞬間もあります。顔の上に図解がドーンと出たときは、さすがにため息出ました。でも、この「詰め」の往復をやってるからこそ、だんだん「自分の使い方に合った道具」になっていく。これは、買ってきた完成品のツールでは味わえないところやと思うんです。

結局、やってみんと分からん

だから、僕の中での結論は、いつもここに戻ります。AIで作るのは、簡単なようで、意外と難しい。でも、その「難しい」は、嫌な難しさじゃない。自分の頭の中にあったものを、世界に一つだけの形にしていく、おもしろい難しさです。

そして、これだけは間違いなく言えます。やってみんと、分からん。AIがどれだけ賢くなっても、ここは変わらへんなぁと。むしろAIがあるからこそ、「とりあえず触ってみる人」と「すごいなぁと見てるだけの人」の差は、これからもっと開く気がしています。まずは小さく1個、AIに何か作ってもらうところから始めてみてほしいです。

僕は、これからも自分を実験台にして、泥くさく作り続けます。うまくいった話も、顔が隠れた図解みたいな失敗も、ぜんぶ込みで。そのほうが、きっと誰かの役に立つので。

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