広告は出すだけでは成果に繋がらず。出してからが勝負。

2025

03/06

Published

2025.03.06

/ 松原 潤一

　　

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広告は出すだけでは成果に繋がらず。出してからが勝負。

松原 潤一

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どうもデジマ研究所のジュンイチです。

よく「広告を出せばすぐに成果がでますか？」っていう質問をいただくんですけど、どういう意味で「成果」って言っているか？にもよるんですよね。

たぶん、この質問者さんの多くが「集客の成功」だったり「売上UP」だったりを「成果」っていう認識で使っていると思うので、まずはそういう前提で答えますね。

答えは、「必ずすぐに成果が出るとは限らない」です。

極端な例を言うと、適当なクリエイティブ（広告用の画像や動画、キャッチコピー）を流し、何も考えずに作った適当なランディングページに来てもらうみたいな、適当な広告運用を始めるなら、99％くらいは成果が出ないと思います。（天才的な人が適当にクリエイティブや適当に作ったLPが、万が一成果を上げることがあるかもしれないので、100％とは言い切れないです）

が、「広告を出せばすぐに絶対に成果が出る」っていうんは口が裂けても言えぬのです。

広告運用において、僕が大事にしている考えをお伝えすると、「失敗」ですら「成果」です。つまり「失敗経験」にも価値があると考えてるんです。

例えば、あなたは、保温性抜群のコップを作って売っているお店のオーナーだとしますね。

コップを売りたい。

そこで、ターゲットを「オフィスで働いている40代の男性」に絞って、渋かっこいい感じの画像を使って広告を配信したとしますね。

頑張って10万円ほどの予算を使いました。

でも、1個も売れませんでした。

はい。残念ですよね。「売上」としての成果は０です。

でも、デジタルマーケをしていると、それ以外のデータが取れるんです。

例えばさっきのコップの例。１個も売れなかったんだけど、広告は結構クリックされた。１０万円かけて、2000回もリンクをクリックしてHPに来てもらえた。でも売れなかった。ヒートマップを見てみると、その80％がHPファーストビューを見てすぐに離脱をしていた。

とするとどうでしょうか？

この失敗経験が活きる部分が出てくると思いませんか？

・10万円で2000クリック＝CPC50円　
⇒結構安い。ということは、広告の渋かっこいい画像はターゲットに気にしてもらえていた。ターゲットは興味を持ってくれていたはず。
・ヒートマップでHPのファーストビューで80％の人が離脱していた
⇒ファーストビューで興味をなくした。ファーストビューに問題があるのでは！？

という「HPのファーストビューに問題があるのでは？」と気づくことができるわけです。じゃあ、もしかしたらファーストビューの画像やキャッチコピーを直せば、もう少し下にスクロールしてくれる人が増えるかもしれない。買ってくれる人も出てくるかもしれない。

ということになるじゃないですか。

この問題「HPのファーストビューに問題があるのでは？」と気づくことができたことって、ある意味「成果」って呼べるんじゃないかな？って僕は思うんです。（それが10万円の価値があるかどうかは別として）

ということで、この失敗経験を繰り返さないように、次はファーストビューを直して広告を回せば良いんです。

この繰り返しこそが、広告運用成功の鍵だと僕は考えています。

だから、「広告を出せばすぐに成果が出ますか？」っていう質問には、「売上や集客に絶対つながるとは言えない。でも、成功データ、失敗データも含めて貯めながら改善しながら進めていけるから、粘り強く広告運用をしていこうね」というのが僕の答えなのです。

はい。ということで今日の日記でした。

■今日のラジオネタの準備

• 今日の気になるニュース：「コメの転売はやめて、土地は余ってるんだからみんな作れば良い」
• 株トーク：地合いがいい日とデイトレのススメ。寄りで入って30分だけやる。
• デジマにちょっと役立つ話：広告のAIの動き方を知ろう。
• 本当にあった成功談＆失敗談：リード獲得LPはシンプルなほど良い。