プロローグ:深夜2時のスマホと...

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CAST

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桜庭 彩葉(24)
ミライ工務店の新人マーケ担当。SNS集客に奮闘中。
👨‍💼
社長(55)
一級建築士。「いい家を建てれば客は来る」が口癖。
18:00 ミライ工務店・事務所
(夕方の事務所。木の香りが漂う空間で、
彩葉が興奮気味に社長のデスクへ駆け寄る)
社長! 社長! 見てくださいこれ!!
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👨‍💼
ん? どうしたんだ桜庭くん。そんな大きな声を出して。
(老眼鏡の位置を直しながら、広げた設計図面から顔を上げる)
昨日のInstagramの投稿です!
見てください、『いいね』が53件もつきました!
これ、入社してからの過去最高記録ですよ! (ドヤ顔でスマホ画面を見せる)
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ほほう…53件か。それは…すごいことなのかい?
すごいですよ! 今までは10件とかでしたから!
ハッシュタグを研究して、映えるアングルで撮るために現場監督にお願いして…やっと成果が出てきたんです!
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👨‍💼
なるほど、それは頑張ったね。
……で、桜庭くん。

そこから、資料請求や見学会の予約は何件入ったんだい?
えっ…… (笑顔が凍りつく)
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👨‍💼
いや、責めているわけじゃないんだ。
ただ、来月の着工スケジュールがまだ空白だ。
『いいね』が増えたことで、その空白は埋まるのかどうか、それが知りたいんだよ。
そ、それは……直接の予約は、まだゼロですけど…。
でも、認知は広がってますから! これからファンが増えていけば……
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👨‍💼
これから、か……。
うちは大手のハウスメーカーとは違う。CMも打てないし、悠長にファンが増えるのを待っている体力は、正直あまりないんだよ。
(重いため息をつく)
👨‍💼
……頼むよ、桜庭くん。
俺たちはいい家を作ることしかできない。それをどうやってお客様に届けるか、君に新しい風を吹かせてほしいんだ。
…………はい。すみません。
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22:00 誰もいない事務所
(静まり返った事務所。彩葉はデスクで突っ伏している)
はぁ……。社長の言う通りだよね。
職人さんたちの生活もかかってる。私の仕事は『いいね』を集めることじゃなくて、家を建てたい人を見つけることだもん……。

でも、これ以上どうすればいいの?
毎日施工事例のネタ考えて、画像加工して……。
これ以上投稿数を増やすなんて無理だよ。
♪ ピコン!(通知音)
あ、通知! ……なんだ、大学時代の友達からの『いいね』か。
……嬉しいけど、なんか虚しいな。
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『頑張ればいつか報われる』って信じてたけど、
私がやってることって、穴の空いたバケツに水を注いでるだけなんじゃないの? (目に涙が浮かぶ)
運命の出会い
(何気なくPCで検索していた画面に、ある記事が表示される)

工務店がSNSだけで集客しようとするのは、
「釣り竿を持たずに海に飛び込む」ようなものだ

あなたが欲しいのは「いいね」ですか?
それとも「見込客リスト」ですか?

もし後者なら、今すぐ投稿の手を止めてください。
必要なのは、センスではなく「仕組み」です。

仕組み……?
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そこには、彼女が今まで知らなかった「Meta広告」という武器と、
「向こうからお客様がやってくる」という
全く新しい世界の入り口が記されていた。
これだ……。
私が探していたのは、これかもしれない……!
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>> 第1章へ続く

「衝撃の事実。『バズる』ことと『売れる』ことは違う」